GoogleのGearsの本

Webアプリケーション(ブラウザ)がオフラインでも動く「Gears」についての本を読みました。

Google Gearsスタートガイド

Google Gearsスタートガイド

Gearsを実装した例の1つが、RSSリーダーGoogle Readerで、

  1. オンライン時…クリックしてRSSデータをローカルに保存
  2. オフライン時…RSSを読める
  3. オンラインに戻る…既読のものなど、操作がサーバに反映される

というようにネットにつながっていなくても、ブラウザでアプリケーションを利用できます。
仕組みとしては、Gears(http://gears.google.com/)をインストールすると

  • ローカルサーバ
  • データベース(SQLite
  • 処理を素早く処理できる非同期(バックグラウンド)ワーカープール

等が使えるようになり、Gearsに対応したサービスにアクセスするとその恩恵を受けれるという感じです。

Gearsのプログラミングは、JavaScriptでオンライン/オフラインの判断、データ処理、衝突の制御等などができます。生産性を向上できるものとして「Dojo Toolkit」「GWT(Google Web Toolkit)」「GearsORM」が、Gearsと親和性が高くなる可能性があるものとして「Adobe Air(これもSQLiteを使用)」が挙げられていました。

Webオフラインアーキテクチャの設計(データレイヤの検討、モード切り替えの有無)についても、分かりやすくまとまっています。