一歩先のクラウド戦略

「一歩先のクラウド戦略」を入手。主に情報システム部門の人向けに書かれた書籍。「プレミアム化」という戦略を重要視し、「パブリッククラウド」「プライベートクラウド」「オンプレミス」の選択方法を紹介している。

一歩先のクラウド戦略

一歩先のクラウド戦略

細かい技術を解説するのではなく、クラウドを企業システムにどのように適用していくのかという視点で解説している。そのため、業務アプリケーションとの連携を前提した以下の4つのクラウドベンダーを説明している。

  1. 富士通
  2. マイクロソフト
  3. ドリーム・アーツ
  4. プラスアルファ・コンサルティング

各章で、著者がクラウドサービスの内容をまとめており、これが参考となった。エンジニア視点でクラウドというとストレージや並列化等に興味が行きがちであるが、この書籍ではサービスの特長と現実的な利用方法について言及している。
例えば、マイクロソフトクラウドについては、PaaS(Azure)とSaaS(Exchange OnlineやOffice365)について説明している。ライセンス面でセールスフォースとの違いについても言及しており、マイクロソフトの特徴やアドバンテージについて理解することができる。

読み物として楽しめる書籍でした。