iText.NETとiTextSharpの比較
iTextは、JavaからPDFを扱うためのオープンソースライブラリです。.NETには「iTextSharp」と「iText.NET」という2種類の移植版が存在しているので、ちょっと整理してみました。
- iTextSharp
- ホームページ
- SourceForge
- 実装言語...C#
- iText(Java)の対応バージョン...1.3.1
- ここ数ヶ月は定期的にバージョンアップ
- 正式バージョン(3.*)になってからのDLLのダウンロード数は1万くらい
- 英語の情報が豊富(MLの流通が多い)
- パフォーマンスが良い
- 開発メンバーにBruno Lowagie(本家Javaの開発者)がいる
- 関連記事...iTextSharpを利用したPDF作成(どっとねっとふぁんさんより。)
- iText.NET
- ホームページ
- SourceForge
- 実装言語...J#
- iText(Java)の対応バージョン...1.3.5
- 開発者は氏原さん
- 定期的にバージョンアップ
- 正式バージョンになってからのDLLのダウンロード数は1万くらい
- 日本語の情報が豊富
- J#のライブラリが必要。
- 本家iTextからの移植が早い。
- VS2005対応が始まっている
- 関連記事...Webフォームから動的にPDF文書を作成(@ITより)
これまでの実績や多国語対応ではiText.NETのほうが安心感がありますが、ここ数ヶ月で、iTextSharpのバージョンアップが頻繁におこなわれてダウンロードも増えているようです。このバージョンアップが落ち着けば、J#のモジュールが不要なiTextSharpを試してみるのも良いかもしれませんね。