アセンブリのビルドバージョンを自動的に更新してくれるVSアドイン
Visual Studioでビルドするときに、アセンブリのバージョンをタイムスタンプや自動インクリメントでアップデートしてくれるアドイン「Build Version Increment Add-In Visual Studio」。
CodePlexからインストーラをダウンロードできます(GPLv2)。VS2008の場合「BuildVersionIncrement_vs2008.vsi(Visual Studio Community Content Installer File形式)」をダブルクリックすると次のダイアログが表示されます。
「次へ」をクリックしていけばインストールできます。これでVSのツールメニューに「Build Version Increment Setting...」が表示されます。
これを選択すると次の設定ダイアログが表示されるので、ビルド時に設定したいバージョンを設定します。
注意点として、ソリューションに設定しても反映されなかったので、プロジェクト(C#、VB.NET、C++.NET)に対して設定する必要があります。
後はビルドすれば、バージョンが自動的に設定されます。AssemblyInfo.csの内容を自動で更新してくれます。
このようにアセンブリのバージョンに年月日、時刻等を使いたい時には便利です。
ちなみに、VSのアドインという特性上、チームでバージョンを一元管理する時には向いていないような気がします。通常はビルドサーバと専用のMsbuildタスク(VersionNumber)やNAntタスクを組み合わせてインクリメントにバージョンNoを上げることが多いと思います。ただ、このような環境を構築するコストが割に合わない場合は、チームメンバー全員にこのアドインを入れてもらうのも悪くないと思います。
というのも、ダイアログで指定した設定はプロジェクトファイル(*.csproj)に設定されます。そのためソースコード管理リポジトリ(VSSやSVN)を使っていれば設定の共有は容易です。