ASP.NET 5のサンプル「Music Store」
この記事は、ASP.NET 2015 Advent Calendarの12/23分の記事です。
現在大詰めに入ってきているASP.NET5ですが、学習サンプルとして参考にできる「Music Store」の紹介です。
Music Storeについて
ASP.NETのMusic Storeの歴史は古く、2010年4月に0.8バージョンが公開されたところにさかのぼります。
Music Storeは、当時馴染みに薄かったMVCを学べる「音楽アルバムを販売するサイト」のチュートリアルで、Visual Studio 2010と、ASP.NET MVC2.0、Entity Framwork4.0を使って開発できるようになっていました。以下の様な内容が含まれていました。
- ASP.NET MVCのテンプレート, データアノテーション, バリデーション(Webサイトでの表示機能と更新機能)
- ショッピングカート、会員制、チェックアウト購入
- Entity Frameworkによるデータアクセス
このサンプルプロジェクトは、CodePlexにてアップデートされ、2011年にバージョン3.0まで公開されており、
井上さんによって日本語版も公開され、ASP.NET MVCを学ぶ際の重要なリソースとなっていました。
ただ、残念ながら、2011年以降は、アップデートが止まっていました。
GitHubで公開されている最新のMusic Store
ASP.NET5の開発が行われるにあたり、サンプルとしてGitHubの以下のリポジトリで公開されるようになりました。
https://github.com/aspnet/MusicStore.git
サンプルを実行するには、Visual Studio2015とSQL ServerのLocalDBが必要です。
(Visual Studioがない場合にはコマンドラインから実行することもできます。)
機能や画面の仕様などは同じですが、実装方法は最新のASP.NET MVCに対応しているので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
最後に
- F#のWebフレームワーク「Suave」のMusic Storeが日本語翻訳されておりました。
- 他にも、MusicStoreをいじっている方もいますので見てみると面白いかもしれません。