DotNetNuke5.0.0リリース
ASP.NETのCMS「DotNetNuke」の新バージョン5.0.0と4.9.1がクリスマスイブに同時リリースされました。ダウンロードサイトもCodePlexに移ったようです。
せっかくなので5.0.0をインストールしました。インストール方法は過去バージョンと同じです。
- トップ画面。いい感じです。
- 管理者Hostの設定項目。 Search Admin、Lists、Extensions、Dashboardが増えてます。
- Hostの管理ページにjQueryの設定項目が増えてます。
- Module Definisions(モジュール)設定。言語によるフィルタが可能になってます。あと従来の管理系のモジュールも表示されてます。
- Search Admin(検索関係)の設定。
- Listsの設定画面。これはCurrency(通貨)の設定。
- Extensionsの設定。スキン、コンテナ、プロバイダ、モジュール等を一元管理できます。
- ポータル管理者「Admin」の設定項目。ExtensionsやWhat's Newが増えています。
- What's Newの画面。新バージョンでの変更内容が書かれてます。
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- プログラムでのjQueryのサポート。DNNと共にインストールされます(\Resources\Shared\scripts\jquery)
- IE8 Web Slicesのサポート。管理者はIE8 Web Slicesを使ってモジュールを管理できます。
- 管理者用のモジュールと通常のモジュールの差をなくしました。管理権限の委譲が容易になります。
- インストールサービスの向上。エクステンションで共通のマニフェストをサポートします。スキン、コンテナ、プロバイダ、モジュールは同じようにインストール、アンインストールできます。
- XHTML、WCAG、ADA準拠。
- コアコードのリファクタリングによってユニットテストをサポート。リファクタリングによりコアクラスの幾つかはインターフェースを使うようになったので、DIとファクトリをサポートします。
- パーミッションの設定で拒否設定が可能になりました。
- ウィジェットフレームワークの追加。新しいJavaScript/htmlによるウィジェットを追加できます。このフレームワークは簡単なObjectタグを使うことで代用できるので、ウィジェットを追加するためにJavaScriptを覚える必要はありません。
- スキンの新しいオブジェクトノーテーションの追加。スキンデザイナーはスキンを作るためにXMLファイルを追加する必要はありません。もはや[SKINOBJECT]タグでHTMLを汚しません。スキンを作るプロセスはシンプルになりデザイナにってスキン開発は容易になります。HTMLスキンにシンプルなJavaScript参照を含めるだけで、スキンデザイン時にWYSIWYGエクスペリエンスを得ることができます。
個人的には、jQuery、ユニットテスト、ウィジェットフレームワークが気になりました。
後は、Adminユーザでログインしなおして、少しページを作成してみました。
- コンパネを操作。HTML/TEXTモジュールと、FileManagerモジュールを追加。
- HTML/TEXTモジュールの権限を設定。All Userに拒否を表す赤バツマークを設定してみる。
- ログアウトしたところ。HTML/TEXTモジュールは表示されていない。また、これまでは管理者専用だったFileManagerモジュールが表示されている。
CodePlexの評価を見ると、まだちょっと荒い感じですが、もう少しすれば実際に活用されていくるのではないかと思います。
それでは、よいお年を!