EntityFramework4のDBファーストでDbContextのコードを生成

VS2012の.NET4.5ベースのEntityFramework5.0で、データベースファースト、モデルファーストから出力したコードは軽量なDbContextベースになります。


これに対して、.NET4.0プロジェクトでEF5をインストールした場合、EFのバージョンは4.4となります。この時、DBファーストのジェネレートをするとObjectContextベースでコードが生成されてしまいます。

EF4.3のコードファーストがDbContextなので、EF4.4のDBファーストでもDbContextベースにできるだろうと思い調べたところ、別途テンプレートをインストールすればDbContextベースにできることがわかりました。


手順は次の通り

  • モデル(*.EDMX)ファイルを開く
  • ダイアログで、右クリックして「コード生成項目の追加」をクリック
  • オンラインテンプレートから「EF 4.x DbContext Generator for C#」を選ぶ
  • T4テンプレートがインストールされる
  • T4ファイルの下に、DbContextベースのコードが生成されるようになる

ちなみに上記テンプレートはMicrosoft製です。



この情報は、結局隣のチームの人から情報をもらったので「最初から聞いておけば良かった..」という感じでした。
EntityFrameworkを使わない人、5.0しか使っていない人にとっては不要なエントリですが、備忘録として書いておきます。

「接続名'OraAspNetConString'がアプリケーション構成で見つからないか、接続文字列が空です」エラー

ASP.NETで次のようなエラーが出た時の対応方法です。

                                                                                                          • -

'/' アプリケーションでサーバー エラーが発生しました。

構成にエラーがあります。説明: この要求を処理するために必要な構成ファイルの処理中にエラーが発生しました。以下のエラーの詳細を確認し、構成ファイルに変更を加えてください。 パーサー エラー メッセージ: 接続名'OraAspNetConString'がアプリケーション構成で見つからないか、接続文字列が空です。
ソース エラー:

<siteMap>
  <providers>
    <add name="OracleSiteMapProvider" type="Oracle.Web.SiteMap.OracleSiteMapProvider, Oracle.Web, Version=4.112.3.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=89b483f429c47342" connectionStringName="OraAspNetConString" applicationName="" securityTrimmingEnabled="true"/>
  </providers>
</siteMap>

ソース ファイル: C:\Windows\Microsoft.NET\Framework64\v4.0.30319\Config\machine.config 行: 272

                                                                                                          • -


このような場合の対策ですがはWeb.configで、以下の様にmachine.configの設定をクリアする設定をいれます。

<siteMap>
  <providers>
    <clear />
    
  </providers>
</siteMap>

メンバーシップの場合も同様です。

JavaScriptライブラリ実践活用111

JavaScriptライブラリ実践活用111」を読みました。
この本は、大量にあるJavaScript関連のライブラリをピックアップして、それぞれの使い方を解説しています。

JQuery UI、Twitter Bootstrap、CoffeeScriptYUIQUnitExt JS、Backbone.js、Knockoutといった有名どころに加え、UI/スマホ/フレームワーク/テストに関する便利なライブラリが111個も紹介されています。

JavaScript ライブラリ実践活用〔厳選111〕 (Software Design plus)

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JavaScriptライブラリ実践活用厳選111 [ WINGSプロジェクト ]

1つ1つのJSライブラリ毎に、「スクリーンショット、概要、サンプルコード、サンプルコードの解説」がワンセットで書かれているため、JSライブラリの使い方を簡単に学ぶことができます。

JSを活用して、素敵なサイトを作りたい方におすすめの一冊です。

Visual Studioでインターフェースと実装クラス間を移動する方法

C#DIコンテナを使って開発をしている時には、インターフェイスと実装クラス間を相互に移動したいことがあります。VS2010と2012で楽に移動する方法について軽く調べてみました。

Resharperを使っていれば、InterfaceとImplements間を簡単に移動できます。これが一番ですが、有償ツールなので使えないことも多いと思います。

その場合、フリーの機能拡張Inheritance Marginを利用することができます。

Inheritance Marginアドインをインストールすると、行頭に「I」というマークが表示されます。右クリックで移動先を選択できます。これでインターフェイスメソッドと実装メソッドを相互に移動できます。キーボードショートカットはない模様です。
軽く動作確認したところ、Iマークが表示されるまで時間がかかることもありました(ファイルのパース状況は出力ウィンドウのTVL Diganosticsに表示されます)が、無料ですし補助的なツールとしては悪くないと思います。



なお、Stackoverflowの「How do you quickly find the implementation(s) of an interface's method?」では、「呼び出し階層」の使用が人気が高かったです。

「CTL-K、CTL-T、↓、↓、→、エンター」というキーバインドを身に着けてしまえば、インターフェースから実装メソッドの探索はすぐにできます。なお、「全ての参照の検索(Shift+F12)」も使えますが、メソッドの内容を確認しないといけない分、少し手間な気がします。



他のやり方としてはCTL+SHIFT+Fで、インターフェイスを実装しているクラスをワイルドカード正規表現)で探す方法が紹介されていました。

GREPのようなものですが、キー入力が面倒なので、対象にカーソルをあわせて「移動(CTL+,カンマ)でも良いですね。



DevExpressのDXCoreとプラグインを組み合わせる方法も紹介されていましたが、私が試した限りは上手く動作しませんでした。

情報サイト「Build Insider」オープン

次世代Web技術を活用する開発者のための情報サイトである「Build Insider」という新サイトがオープンしていました。

http://www.buildinsider.net/

Build Insiderの趣旨と方向性については、以下の記事に書いています。

http://www.buildinsider.net/hub/whatisbier/01

「最先端技術の一面を集中的に掘り下げるタイプの技術情報サイト」とのことで、今後が大変楽しみですね。
また、6/8(土)には早速オフラインイベントが開かれるようです。

SharpDevelop4.3の日本語リソース公開(SD4.2と4.3の変更点)

2013/3/2にSharpDevelop4.3が公開されました。
SharpDevelop-jpにてバージョン4.3を日本語で表示するための翻訳リソースファイルを公開しました。



↑SharpDevelop4.3のスクリーンショット

日本語入力がスムーズにできるようになるIMEサポートはありがたいですね。

  • SharpDevelop4.2の主な変更点
    • .NET 4.5サポート
    • UIの整備- 新しいアイコン
    • ASP.NET MVC 3サポート
    • WCFサービス参照追加
    • コード品質分析 - 依存マトリックス
    • JavaScriptコード折りたたみ
    • "プロパティ生成"の再実装
    • 出力パッドをWPFに移植
    • AvalonEdit: バーチャルスペース
    • MSpecアドイン
    • コード終了トリミング
    • 検索と置換の再構築
    • さらなるT4サポート
    • ブラウザビュー

ポータブルクラスライブラリ (.NET Portable Subset)

Visual Studio2012では、「ポータブルクラスライブラリ」というプロジェクトが追加されてます。

マルチデバイスに対応するため、汎用性のあるクラス ライブラリを作るためのプロジェクトです。

MSDNの説明によると以下の通り。

電話、タブレット、デスクトップ コンピューター、エンターテインメント コンソールなどのさまざまなデバイスでは、異なるプラットフォーム間で再利用できるコードを記述する必要性が高まっています。 Visual Studio 2012 の 汎用性のあるクラス ライブラリ プロジェクトを使用すると、複数 .NET Framework プラットフォームで動作するマネージ アセンブリを作成してビルドできます。

プロジェクトを作成すると次のダイアログが表示されます。
ターゲットとするクラスライブラリ・フレームワークのバージョンを選択できます。

追加のフレームワークをクリックすると以下のURLが表示されます。

http://msdn.microsoft.com/ja-JP/hh487283.aspx


生成されたプロジェクトはこんな感じです。参照設定に表示されるのは、「.NET Portable Subset」となります。

.NET Portable Subsetの実態となるファイル群の場所は以下です。

C:\Program Files (x86)\Reference Assemblies\Microsoft\Framework\.NETPortable\v4.0\Profile\Profile4


Visual Studio 2012 をインストールしていない場合は ポータブルライブラリツール(PortableLibraryTools.exe) から追加でインストールできます。