アジャイルマーケティングのマニフェスト
最近流行りつつある、アジャイルマーケティングについて少しまとめました。
agilemarketingmanifesto.orgというページにて「アジャイルマーケティングマニフェスト」が公開されています。マニフェストは以下の7つから構成されています。
- 私見や慣習よりも、検証と学び
- 組織と序列よりも、顧客にフォーカスしたコラボレーション
- ビッグバンキャンペーンよりも、最適化と繰り返しによるキャンペーン
- 静的な予測よりも、顧客発見プロセス
- 柔軟 対 厳格な計画
- 計画に従うことよりも、変化への対応
- 少ない大きな賭けよりも、多くの小さな実験
2012年6月にサンフランシスコで開かれたSprintZeroというイベントをきっかけに作られた声明です。完成というわけではなく、フィードバックを受け改善していくステータスのようです。
アジャイルマーケティングマニフェストは、以下の変遷をして今に至っているようです。
- Miguel Tam’s Manifesto for agile marketing – 2010/5/16
- Scott Brinker’s Ideas for an agile marketing manifesto – 2010/5/24
- Neil Perkin’s Agile Marketing – 2010/10/18
- PJ Srivastava’s The Agile Marketing Manifesto –2011/1/31
- Greg Meyer’s Ready, Fire, Aim – A Manifesto for Agile Marketing – 2011/10/15
- Wayne Kernochan’s A Draft Agile Business Manifesto (& Agile Marketing Manifesto) – 2012/4/12
Travis Arnold氏のブログにあるように、マニフェストの基本となるポイントは以下であると述べています。
- 透明で(Transparent)
- 持続性があり、(Sustainable)
- 相互作用があり、(Interactive)
- 測定可能で、(Measured)
- 反復して、(Iterative)
- 適切であること(Relevant)
このマニフェストは、アジャイルソフトウェア開発宣言のデジタルマーケティング版です。アジャイルソフトウェアの12の原則にあたるアジャイルマーケティングの原則(現時点では10個)も策定中のようです。