DBFlute.NETを触るメモ(3) データベースに接続するための準備
「DBFlute : Setup : ByTemplate」を見てセットアップを行います(Java版ではEclipseプラグイン「EMecha(イーメカ)」があるので、セットアップはもう少し簡単だと思います)。
まず、作業用のフォルダを用意します。ここでは以下のフォルダとします。
C:\DbFluteSample\
ダウンロードしたDBFluteモジュールを配置
次にダウンロードしたDBFluteモジュール「dbflute-0.8.9.4.zip」を
C:\DbFluteSample\mydbflute\dbflute-0.8.9.4
に解凍します。mydbfluteフォルダは、dbflute本体を配置する場所です。
DBFluteクライアント(コード生成に使用する部品)を配置
次に「C:\DbFluteSample\HogeProject\mydbflute\dbflute-0.8.9.4\etc\client-template\dbflute_dfclient.zip」にあるZIPファイルを解凍し、以下に配置します。
C:\DbFluteSample\HogeProject\dbflute_FirstProj
この「dbflute_dfclient.zip」の中に含まれるファイル群はDBFluteクライアントと呼ばれます。
プロジェクト名を設定
「dbflute_FirstProj」の「FirstProj」の部分は「dbflute_xxxxx」というように任意のプロジェクト名を設定できます。ここでは「FirstProj」というプロジェクト名を設定しています。
続けて、「C:\DbFluteSample\HogeProject\dbflute_FirstProj\_project.bat」にプロジェクト名を設定します。(_project.shと書いていますが多分batでよいはず)
@echo off
set ANT_OPTS=-Xmx256M
set MY_PROJECT_NAME=FirstProj
同様に
「C:\DbFluteSample\HogeProject\dbflute_FirstProj\build-dfclient.properties」のファイル名を「build-FirstProj.properties」にリネームします。さらにこのファイルを開き、
# -------------------------------------------------------------------
# P R O J E C T
# -------------------------------------------------------------------
torque.project = FirstProj
に変更します。
基本的な接続情報を設定(basicInfoMap.dfpropの編集)
「C:\DbFluteSample\HogeProject\dbflute_FirstProj\dfprop\basicInfoMap.dfprop」を以下のように編集します。
map:{
; database = mssql
; targetLanguage = csharp
; targetContainer = seasar
; packageBase = <必要に応じて名前空間を設定してください>
; java.dir = ../
}
databaseの部分は、接続するDBMSに応じて設定してください(h2, derby, mysql, postgresql, oracle, db2, mssq)
DB接続先を設定(databaseInfoMao.dfpropの編集)
「C:\DbFluteSample\HogeProject\dbflute_FirstProj\dfprop\databaseInfoMao.dfprop」を以下のように設定します。設定の詳細はTechNetのJDBC ドライバによる SQL Server への接続を参照してください。
SQL Serverの接続文字列は、規定のDBにつなぐ時は「jdbc:sqlserver://localhost:1433;」と指定するようですが、ここでは名前付きインスタンスにつないでいます。接続がうまくいかなかったので「SQL Server 構成マネージャ」を立ち上げて、SQL Serverネットワークの構成でXXXXのプロトコルを選んでTCP/IPを有効にして、SQLBrowserサービスも起動しました。map:{
integratedSecurity=true;
; driver = com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerDriver
; url = jdbc:sqlserver://localhost\SQL2008;DatabaseName=DbFluteSample;
; schema = dbo
; user =; password =
}
integratedSecurityはWindows認証のパラメータです。
(ちなみに、Oracleの場合、スキーマ名は必ず大文字で指定する必要があります)
JDBCドライバの入手
SQL ServerのJDBCについての説明はDBFlute : DB-Vendor : SQLServerにあります。
MSダウンロードセンターのダウンロードの詳細 : SQL Server JDBC Driver 2.0からSQL Server用のJDBCドライバをダウンロードします。解凍後にできるsqljdbc4.jarを以下のフォルダに配置します。(JDK5の場合はsqljdbc.jarを配置します)
C:\DbFluteSample\HogeProject\dbflute_FirstProj\extlib
合わせてWindows認証(user名とpasswordでログインしない)の場合は、Pathが通っている場所に「sqljdbc_auth.dll」を配置します。ここでは「C:\Windows\System32」に配置しました。
準備は以上で完了です。